熱気球
10月11日から13日まで、 鈴鹿川河川敷で32チームが参加して
「熱気球ホンダグランプリ」第3戦と「第17回鈴鹿市長杯」が同時に開催されました。
しかし11日は天候が悪く競技は中止。
12日は最高のお天気に恵まれ、色鮮やかな熱気球を見ることが出来ました。
設定されたゴールにマーカーを一番近くへ落としたパイロットが1,000ポイント、
中間のパイロットが500ポイントくらいとの事。
速さとか、高さを競う競技ではありません。如何に正確に飛行するかを競います。
フライトは風の穏やかな早朝と夕方です。
日が昇ると太陽に温められた空気が上昇気流となって操縦が難しくなります。
熱気球は風任せ。如何に気流の流れを読むか。パイロットは魔法使い、じゃなくて風使い!
バーナーの調節で気球を上昇、下降させて自然の風をつかみ、水平方向に移動します。
ようやく東の空が明るくなってきたころ、 |
大空にゆったりと、浮かんでいるかのようなバルーンを見ていると、
何もかも忘れてしまいそうでホンワカとした心持になります。
ほとんど動かないような感じさえしますが、刻々とバルーンの位置が変わってきます。
パイロットはゴンドラの中で忙しくバーナーをオンにしたり、オフにしたり、リップパネルの調節をしたりと空気の流れを読みながら、バルーンを上下させ操縦しています。
カラフルで夢を見ているように美しい。
音も無く近づいて・・・いえいえ、近づいてくるとバーナーをオンにした時のボワッ!!!という(なんと表現すればいいのか)迫力のある音がします。オレンジ色の炎も見えます。
ゴールに近づいてマーカーを落としたバルーンを上手く写すことができました。ラッキー!(写すことができた私が)
32チーム参加していてもゴールに近づく事のできるバルーンは多くはありません。
パイロットの腕の見せ所、 また地上クルーの縁の下の力持ちがあればこそ。 沢山の風船を持ち、必要に応じて飛ばし風の向き、動きを地上からバルーンに知らせています。 |
ゴールに近づけずに次の競技地点に向かうバルーン、マーカーを上手く落として次の地点に向かうバルーン。
頭の上を通過していきます。地上の観客に手を振って応えてくれるパイロットもあります。
次の地点までバルーンの追っかけは出来ません、残念ながら午前の競技を見ることが出来るのはここまで。
午後は3時からです。同じバルーンが飛びます。
競技には参加しないオフィシャルバルーンが、合間をぬって展示されています。
体験試乗会は大人気、 |
私も乗りたかったんですが、 |
午後の競技が始まりましたが、各バルーンはなかなか揚がってきません。
雲が深く立ち込めてきて、少し肌寒さも感じます。午前中のような華やかさはありません。
制限時間が迫ってきます、ようやく少しずつ揚がってきました。
驚きです、朝とは方角がぜんぜん違い庄野橋の方からです。
オー!と又もや驚きの声です、これまた正反対の街中のほうからも揚がりました。どういう風の読みでしょうか。
まったく違う方向からでもパイロットは根気よく、バルーンを上昇、下降させ風を捕まえます。
バーナーの炎が地上からもよく見えます。
残念ながら、午前中ほどはゴールに近づけるバルーンはなさそうです。
みんなどこへ行ったのかしら。そろそろ5時半、私も帰りましょう。
素敵な一日をありがとう!